2025年02月07日

「アウィクリ注」発売

ノボ ノルディスク ファーマが、週1回皮下投与のインスリンアナログ製剤である「アウィクリ注 フレックスタッチ 総量300単位」 (一般名:インスリン イコデク(遺伝子組換え))を、「インスリン療法が適応となる糖尿病」を適応症として、1月30日に発売。

アウィクリ

基礎インスリン製剤は、生理的なインスリンの基礎分泌を補充する目的で糖尿病患者の血糖管理に用いられ、通常1日1回もしくは2回の皮下注射が必要となるが、アウィクリ注は週1回皮下注射製剤であるため、従来のインスリン製剤よりも投与回数を大幅に減らすことができ、利便性が高いだけでなく、患者の心理的な治療負担の軽減によってもQOLや治療実施率の向上が期待されています。

  

Posted by 寺島寿樹 at 13:19Comments(0)薬剤

2025年01月10日

コンビニで薬剤師不在でも薬購入可能

生労働省は、コンビニエンスストアなど薬剤師や登録販売者がいない店舗でも、一般用医薬品(市販薬)を購入できるようにする方針を決めたようで、今後、時間を問わず、身近な場所での購入が可能となるようです。

薬剤師

これまで、市販薬は医師の処方箋なしで購入できていたのですが、薬剤師らによる情報提供や相談対応が必要とされており、現行のルールでは、薬剤師らが常駐しない店舗では市販薬は取り扱うことができませんでした。

新しい仕組みでは、患者は自宅などで薬剤師らとオンラインで面談し、必要な説明を受けたことを示す確認証をメールなどで受け取りその後、スマートフォン上の確認証を店舗で示し、薬を購入するようになるのだそうで、自動販売機での購入も可能となる方向のようです。

販売する店舗は、薬局やドラッグストアと連携し、連携先の薬局などが薬の在庫の把握やオンラインの面談を担うようで、当面の間、店舗と同一の都道府県内となる見通しとなっています。

デジタル技術の進展で薬剤師らがその場にいなくても遠隔で対応できるようになったことから、厚労省は新しい仕組みを導入する方向で、24日に召集される通常国会で医薬品医療機器法(薬機法)改正案の提出を目指します。

  

Posted by 寺島寿樹 at 13:44Comments(0)薬剤師

2024年09月30日

麻酔薬が不足

歯の治療などで多く使われる麻酔薬が全国的に不足しています。

不足しているのは「アナペイン」という局所麻酔薬で、「深いところに生えている親知らずの抜歯や、あご全体を手術する時に使われる」ことの多いもので、長時間効く局所麻酔として、歯科だけでなく整形外科などでも広く使われているようです。

歯の治療

このアナペインの供給不足の影響で、同じ局所麻酔薬の「ポプスカイン」なども品薄状態になり、出荷調整をする事態となっており、アナペインを製造するサンド株式会社は、どうやら5月末から供給制限すると医療従事者に通知していたようで、その理由というのが、製造所の移転が原因なのだとか。

どうやら海外の旧製造所との契約終了により、国内の新規製造所からアナペインを提供する準備が進められていたようですが、2024年4月に技術移転においてもう少し時間がかかることが判明し、現在の状況となっているようでうs。

  

Posted by 寺島寿樹 at 10:06Comments(0)薬剤