2025年05月02日
成人への肥満症治療薬使用を推奨へ
WHO(世界保健機関)が、成人の肥満症治療における減量薬の使用を初めて公式に推奨する見通しなのだそうです。

WHOによれば、世界では現在10億人以上が肥満とされ、世界銀行はその約7割が低中所得国の居住者と推定し、ノボ・ノルディスクの「ウゴービ」や、イーライ・リリーの「ゼプバウンド」などの肥満症治療薬は、GLP-1受容体作動薬として知られ、アメリカをはじめ、ドイツや英国などの高所得国で発売されているようで、「WHOは2022年以降、子ども、青年期、成人という異なる年齢層における肥満の予防、ケア、治療に関する新たな勧告に取り組んでいる」とした上で、今年8月か9月までに最終決定する勧告には「臨床的介入とライフスタイル介入の両方を含む慢性的ケアモデルの一要素として、このクラスの薬剤をいつ、どのように組み込むかが含まれる」ようです。
また、これとは別に、WHOの専門家も来週会合を開き、GLP-1受容体作動薬をWHOの必須医薬品に指定するかどうかを決定するようです。
2025年04月23日
明日からの診療にきっと役立つ!医学のトリビア
「明日からの診療にきっと役立つ! 医学のトリビア-エビデンスに基づく患者さんからのシンプルな質問への答え方」が、2025年4月14日に刊行されていまs。

- 著者:上田剛士
- 刊行:2025年4月14日
- 判型:A5
- 頁数:304ページ
- 定価:3,080円(本体2,800円+税)
- ISBN:978-4-260-05774-5
医療のトリビアは、単なる迷信ではなく、医学的根拠があるんです!
「雨に打たれると風邪をひく?」「寝る子は育つ」「暗い所でスマホを使うと失明する?」「“3秒ルール”は本当?」「夫婦が似るならペットも似る」「チョコレートの食べ過ぎで鼻血は出るのか?」「サウナは身体に良い?」など、日常診療におけるシンプルかつ素朴な疑問には実は医学的な価値の高いものが少なくなく、医学トリビアについて、科学的根拠をもとに解説することで、理解や知識を深め、好奇心を満たせます。
またそのトリビアを披露することで、コミュニケーションにも役立てられますよ。
看護師、栄養士、薬剤師などメディカルスタッフの方々にもおすすめ。
2025年02月13日
薬剤師国家試験のための病単 試験にでる病気まとめ帳 第2版
2025年2月22日、新刊「薬剤師国家試験のための病単 試験にでる病気まとめ帳 第2版」が発売となります。

薬剤師国家試験出題基準に沿って274の疾患を取り上げ、病態と治療の知識をひとまとめに!
「単語帳形式の病気の本」となっており、国試によく出題される薬剤の重要ポイントだけを単語帳のようにまとめ、「自分で抜き出す手間が省ける!」と薬学生に好評の「薬剤師国家試験のための薬単 試験にでる医薬品暗記帳」の姉妹書として、274の疾患の病態と治療の知識を重要ポイントにしぼってまとめられており、第2版では次の点が強化されています。
- シリーズ書である問題集『薬剤師国家試験のための病問 病態・薬物治療 一問一答問題集』と用語などを統一
- 新規に出題されている疾患の追加
- 化学療法レジメンなどの反映
薬剤師国家試験の試験科目の一つ「病態・薬物治療」の出題基準に則り、よく問われる疾患の病態生理と薬物治療の重点ポイントをコンパクトに解説。
- 著者:木元 貴祥・岩片 一樹[著] 奈良信雄[監修]
- 定価:2,200円(税込)
- 発売:2025年2月22日