2016年07月26日
30年ぶりに承認された新規便秘治療薬
30年ぶりの便秘症新薬ルビプロストンが発売されます。
便秘で長期間悩んでいる人はとても多く、一般的には生活習慣の改善指導、薬物治療で対処するのですが、なかなかうまくいかないもの。
そこで薬に頼りたいところなのですが、既存の薬には耐性や習慣性の問題があったりしますし、塩類下剤は血清電解質に影響を及ぼすため腎機能が低下した患者には使えないという問題がありました。
しかし、この新薬では、自然の排便を促すことが特徴となっていて、腹痛がないうえ、耐性、習慣性がないから長期間の投与が行えるのだそうです。
この商品名はアミティーザカプセル24μg。

小腸での水分分泌を促進することによって便を柔らかくし、腸管内での便の移動を容易にして排便を促進し、通常、慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の治療に用いられます。
Posted by 寺島寿樹 at 18:01│Comments(0)
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