2022年01月21日
ウエルシアHD、コクミン買収
ウエルシアが、関西を地盤とするドラッグストアのコクミンと薬局運営のフレンチの株式を6月1日付で取得し、連結子会社にするのだそうです。

コクミンの株式の76.26%を取得し、フレンチ株は100%取得するのだそうで、この2社は不動産賃貸業の三絹の子会社および関連会社で、「コクミンドラッグ」など計173店舗を関西や首都圏に展開していて、このうち44店舗で調剤薬局を併設しており、調剤で成長してきたウエルシアとの親和性が高く、北海道や九州などウエルシアHDの販売網が手薄な地域に店舗があることも決め手となったようですよ。
当面「コクミンドラッグ」などの店名は維持する見通しで、現在の経営トップも続投するようで、これによるウエルシアHDの2022年2月期業績への影響は軽微のようです。
ドラッグストア業界はマツモトキヨシホールディングスとココカラファインが10月に経営統合し、ウエルシア、ツルハホールディングスを加えた3社が売上高1兆円規模で首位を競っている一方、中堅ドラッグはインバウンド需要の消滅などで苦戦しており、再編が加速しています。
Posted by 寺島寿樹 at 11:48│Comments(0)
│ブログ