2021年04月15日
お薬受取ロッカー
ココカラファインが、待ち時間なく非対面・非接触で処方薬を受け取ることができる「お薬受取ロッカー」をココカラファイン薬局中目黒店に設置したのだそうです。

どうやら4月1日から運用を開始しているのだそうで、ココカラファイン薬局JR京都駅店に続き、2店舗目の設置となるようで、利用方法は、薬局がオンラインや対面で患者に処方せんの薬の飲み方などを説明し、「お薬受取ロッカー」での受け取りを希望する場合、QRコードを渡し、好きな時に「お薬受取ロッカー」に立ち寄り、QRコードをかざして薬を受け取ることができる仕組みとなっているようです。
患者様のご都合に合わせて待ち時間なく非対面・非接触で処方薬を受け取ることができる「お薬受取ロッカー」をココカラファイン薬局中目黒店に設置し、運用を開始いたしました。ココカラファイン薬局JR京都駅店に続き、2店舗目の設置となります。 ココカラファインは、オンライン服薬指導への対応環境整備やお薬手帳アプリの導入による待ち時間短縮など、患者様のニーズに合わせた取り組みを積極的に推進しています。今後も、患者様や地域の人々が安心して医療を受けることができる体制づくりに積極的に取り組んでまいります。
株式会社ココカラファイン
1,400店舗超のドラッグストア・調剤薬局を中核事業として、全国で展開している東証一部上場企業。店舗数・調剤事業規模は業界トップクラスで、カウンセリング販売による高付加価値商品の販売など、「おもてなし」を通じてお客様に価値を提供することに注力している企業です。また、介護事業や訪問看護、インターネット通販事業などヘルスケア関連事業を幅広く展開しています。
2018年07月13日
処方薬もオンライン
調剤薬局に行かなくても、インターネットで薬剤師が処方薬の飲み方を教えてくれる「オンライン服薬指導」が本格的に動き出したようですね。

というのも、7月5日、愛知県のアイン薬局稲沢店が、りゅう市役所北内科・リハビリ科のオンライン診療と連携し、1例目のオンライン服薬指導を行ったのだそうで、これによって処方薬は服薬指導後、郵送で患者の手元に届くのだそうです。
このオンライン診療とオンライン服薬指導が現実的になっていくとかなりの時間や負担が軽減されますよね。
なにせ高血圧などの生活習慣病、気管支喘息など慢性疾患、働き盛りや子育て世代など通院の時間を取るのが難しい患者さんが、治療継続を後押しすることが期待されていますから。
今回のケースは、インターネットやテレビなどの情報通信機器を用いたオンライン服薬指導事業が全国で初めて愛知県の国家戦略特区で行われたもので、対面での服薬指導を義務付けている医薬品医療機器等法(薬機法)も2019年に改正が予定されていますから、この試みが成功すれば、今後の医療のあり方の新しい形が生まれてくるかも知れません。
とはいえ、課題もまだまだ多いようで、特区とはいえ、今回のサービスを利用する条件が厳しいようで、オンライン服薬指導を受けるためには「居住地から16キロメートル圏内に調剤薬局がない」という条件があるのだそうです。
また、、オンライン診療(保険対象)には「緊急時に30分で行ける範囲に医療機関がなければならない」といった規定があるようで、こうなってくるとオンラインというメリットが薄れてしまいますよね。
まぁ、ある程度制限をかけなければならないのは当然ですが、まずはテスト的な運用ですので、なんの制約もないところから徐々に制限をかけていくというような方法のほうがいいような気がするんですけどね。
2016年03月02日
娘さんの臓器を提供したご両親の手紙
東海地方の病院でインフルエンザ脳症による脳死と判定され、臓器を提供した6歳未満の女児のご両親が亡き娘に宛てて書いた手紙だそうです。
これは、日本臓器移植ネットワークが公表したもので、この女児から臓器が摘出され、岡山大病院などで計三人に移植する手術が行われたのだそうです。
自分勝手な理由で人を殺す大馬鹿者たちに、命の尊さとひとつの命のために必死になる人々の悲しみをわからせたいです。
Aちゃんが体調を崩してからお父さんとお母さん辛くてね
毎日毎日神様にお願いしました。目に見える物全てに、お山に行ってお願いして、川が見えればお願いして、海に向かっても…いろいろ神社なんかも夜中に行ってお願いしました。最後には落ちている石ころさんたちにもお願いしたんだよ。でもね、どうしてもAちゃんとお父さんを入れ替えることはできないんだって。
もう目を覚ますことはできないんだって。もう長くは一緒にいられないんだって。
お父さんとお母さんは辛くて辛くて、寂しくて寂しくて泣いてばかりいたけれど、そんな時に先生からの説明でAちゃんが今のお父さんやお母さんみたいに涙にくれて生きる希望を失っている人の、臓器提供を受けなければ生きていけない人の希望になれることを知りました。どうだろう?Aちゃんはどう思う?いやかな?
お父さんやお母さんは悩んだ末、Aちゃんの臓器を困っている人に提供することを決めました。もしいやだったらゴメンね。
お父さんもお母さんも臓器を必要としている人がたくさんいて、その人を見守る人たちがどんなにか辛く苦しい思いをしているか知っています。もしその人たちにAちゃんが役に立てるなら、それは素晴らしいことだと思ったんだよ。
一人でも人の命を救う。心を救う。ってすごく難しいことでお父さんもできるかわからない。だけど、とても素晴らしく、尊いことなんだよ。
もしAちゃんが人を救うことができたり、その周りの皆さんの希望になれるとしたら、そんなにも素晴らしいことはないと思ったの。こんなにも誇らしいことはないと思ったの。Aちゃんが生きた証じゃないかって思ったの。今のお父さん、お母さんみたいに苦しんでいる人が一人でも笑顔になってくれればどんなに素晴らしいだろうと思ったの。
そして、その笑顔はお父さんやお母さんの生きる勇気にもなるんだよ。
いつも周りのみんなを笑顔にしてくれたAちゃんだから、きっとまた世界の笑顔を増やしてくれるよね?
命は繋ぐもの。お父さんとお母さんがAちゃんに繋いだようにAちゃんも困っている人に命をつないでくれるかな?
願わくば、お父さんとお母さんがAちゃんにそうしたように、AちゃんもAちゃんが繋いだその命にありったけの愛を天国から注いでくれると嬉しいな。
お父さんより
お母さんを
もう一度
抱きしめて
そして
笑顔を見せて お母さんより
このご両親の勇気と決断は素晴らしいと思います。
これこそが人間の本当の強さとやさしさだと思います。
喧嘩が強いとか、お金がいっぱいあるとか、そんなことで人間の価値は決まるものではありません。
命の大切さ、他人の傷みを理解し、手を差し伸べることのできる勇気。
本当に考えさせられます。