ジェネリック医薬品

2016年08月15日

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後で、他のメーカーから販売される、先発医薬品と同じ成分、含有量、投与経路をもつ医薬品のことで、かつて日本では、特許切れと同時に数十社からゾロゾロと発売されていたって、医療関係者からは「ゾロ」と呼ばれていたことがあります。

なぜジェネリック医薬品は安く販売されているのかというと、理由としては、まず第一に先発医薬品のように莫大な研究開発費や進捗開発費などをかけずに製造できますし、その承認期間も、先発医薬品が10年~15年ほどかかるのに比べ、1年~2年で承認されるということが挙げられます。

というのも、ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を持っている上、すでに安全性、有効性などが確立されているとみなされ、承認申請に必要な書類も、先発医薬品に比べずっと、少ないのです。

経済的には優れたジェネリック医薬品ではありますが、これには問題もあり、先発医薬品と同じ有効成分量を含んでいるとはいえ、その製造工程には違いがあるため、全く同じものになることはありません。

また、添加物などでも違いが出てきますし、一概に同じ薬だから大丈夫だとは言えません。

ですので、安いからといって、安易にジェネリックに飛びつくのではなく、医者や薬剤師に、しっかりと相談するようにしましょう。

  


Posted by 寺島寿樹  at 17:04Comments(0)薬剤

30年ぶりに承認された新規便秘治療薬

2016年07月26日

30年ぶりの便秘症新薬ルビプロストンが発売されます。

便秘で長期間悩んでいる人はとても多く、一般的には生活習慣の改善指導、薬物治療で対処するのですが、なかなかうまくいかないもの。

そこで薬に頼りたいところなのですが、既存の薬には耐性や習慣性の問題があったりしますし、塩類下剤は血清電解質に影響を及ぼすため腎機能が低下した患者には使えないという問題がありました。

しかし、この新薬では、自然の排便を促すことが特徴となっていて、腹痛がないうえ、耐性、習慣性がないから長期間の投与が行えるのだそうです。

この商品名はアミティーザカプセル24μg。

アミティーザカプセル24μg

小腸での水分分泌を促進することによって便を柔らかくし、腸管内での便の移動を容易にして排便を促進し、通常、慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の治療に用いられます。

  

Posted by 寺島寿樹  at 18:01Comments(0)薬剤

ヴィキラックスで急性腎不全恐れ

2016年07月06日

厚生労働省がC型肝炎治療薬「ヴィキラックス」で急性腎不全を起こす恐れがあるとして、薬の添付文書の「重大な副作用」に追加記載するよう製造販売元のアッヴィ合同会社に指示したのだそうです。

ヴィキラックス

これは、昨年11月の販売開始以降、およそ3000人が服用したようですが、そのうち薬剤との因果関係を否定できない急性腎不全が9人報告され、その9人のうち70代の男性が死亡したのだそうです。

ヴィキラックスの概要

ヴィキラックスは、C型肝炎のジェノタイプ1型ウイルスを駆除するための抗ウイルス薬で、NS5A阻害剤のオムビタスビルとNS3/4A阻害剤のパリタプレビル/リトナビルを配合した合剤で、速やか且つ強力な抗ウイルス作用を発揮にする配合薬で、1日に1回2錠を経口服用し、投与期間は12週間(約3ケ月)となっています。

ヴィキラックス配合錠の「使用上の注意」改訂

これまで、C型肝炎の治療は、インターフェロンが中心で副作用に悩まされていたのですが、今回のヴィキラックスは、インターフェロンを使わない飲み薬として日本のC型肝炎治療は、肝炎ウイルス撲滅への最終章に入ったと言われるほど、期待が高かったのですが、うまくいかないものですね。

腎機能が低下している患者への投与には、特に注意するよう求められています。

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Posted by 寺島寿樹  at 11:55Comments(0)医療